死ンジャイマス。

kanoroot2009-03-14

春キャベツがおいしくて、毎日食べている。そのままでも柔らかくてみずみずしいし、さっと茹でても甘い。油揚げと出汁で煮たり、アンチョビと炒めてパスタにしたり、白ワインで豚バラ肉と煮込んだり。やめられない止まらないうまさ。


本日のメインイベントは、天一の春限定「海老と春野菜の天丼弁当」を伊勢丹に買いに行くこと。新聞の折り込みチラシで見てから、ずーっと狙っていたのだ。ふふふのふー。
ついでに、今日公開の『ホノカアボーイ』も見る。雰囲気だけいい感じで中味のない映画かしら、と舐めてかかっていたんですが、なかなかよかったです。監督、脚本、撮影と、長編映画を手掛けるのが初めての人ばかりで作ったせいか、全体的にいい意味で初々しかった。物語の展開は単純で分かりやすいんですが、作り手の狙った感じがないので、嫌味がないやさしい映画になっていたと思います。あと、脇を固めていた役者陣がよかった。倍賞千恵子って、「さしすせそ」の発音がとても品があって、昔から好き。彼女演じるビーさんは「ですます調」で話すんですが、「〜です」「〜しました」とセリフを言うたびに、うっとりと聞き入ってしまった。
主役の岡田将生は、かわいいけど、かわいすぎ。ひょろっと細くて、胸板もうすーくて、顔は女の子みたい。こういうのが、アレか。今流行りの「植物系人間」ってやつか(←まちがい)。
ビーさんの作るロールキャベツが、煮込むスープに(たぶん)サワークリームを入れていて、おいしそうだった。春キャベツのうちにロールキャベツも作ろう。


映画館で並んでいたときのこと。後ろに20代くらいの外国人男性と日本人女子のカップルがいたのだが、その二人の会話がおかしかった。
男「来週カラ、三週間クライ、ドイツニ行クコトニナリマシタ。アナタ、耐エラレマスカ〜?」
女「うん、まぁ…、大丈夫かな?」
男(大声で)「私、耐エラレマセーン!!死ンジャウ!!!」
ストレートだよなぁ。「耐エラレナイ」までは予想できても、「死ンジャウ」は画期的。あんまり日本の街中じゃ聞かない愛情表現だよなーと思った。
この外人さん、かなり天然らしく、彼女が電光掲示板で開演時間を確認して「次は3時みたいだよー。混んでるみたい。」と言うと、「ソレ、映画デスカ〜?」と聞いていた。何しに来てんだよ!さすがに彼女も「ここ、映画館だからね…。」と突っ込んでました。