バランス。

土曜はミラノはカルネヴァーレ(お祭り)でした。
ディズニーランドのをしょぼくしたようなパレードがあって、街はいろんな仮装をした人たちでにぎわっていた。
お祭りの風景が、今の日本の状況とあまりにかけ離れていて現実感が薄くなりぼんやりしてしまう。


イタリアでも新聞では一面、ニュース番組ではトップで地震のことを伝えています。
隣人やいつも行くバールやレストランの店員さんもとても心配してくれて有難い。イタリア人の共感の強さとそれをナチュラルに表現できる国民性には救われている。


それにしても、ネットでニュースを追っているけど、キリがない。
こんな言い方をしてはいけないのは分かっているけれど、本当にキリがない。ずっと見ているとしんどくなるから外出するんだけど、こんな時に買い物したりおいしいもの食べたりパレード見て笑ってる自分はダメなのかなぁと思ったりする。心配するのと、こちらはこちらで普通の生活を続けないといけないのと、バランスの取り方が正直分からないでいる。


宮城には連れの両親が住んでいるのだ。
地震初日に二人とも無事だってメールをもらったけれど、それから連絡が取れません。携帯の充電が切れて、電気も他の連絡手段もないから連絡がつかないだけだって思ってます。そう思わないとやってられません。初日に連絡が取れただけでも有難いのかもしれないし。


二人が元気でいますように。そして、なるべく多くの人が無事でいますように。