今年もよろしくねー。

あけました。今年もひっそり適当な感じで更新します。


12月のある週末、私たちが車で目指したのはウンブリア州にある「世界一美しい丘状都市」オルヴィエート。
前日までミラノは雪が降っていて、戦々恐々の道のりさ。ふつうのタイヤでチェーンも巻かず、ワクワクドライブの始まりさ。
もともと、レンタカー屋のおにいさんが聞いてビビるくらいの走行距離の予定だというのに、道が凍っているため高速が封鎖、渋滞もひどくて、ほぼ丸一日かけての移動となったのでした。もちろん途中に観光などできるはずなく、一日目はイタリア中部トイレの旅(渋滞に巻き込まれたら行けなくなるから見つける度に入った)。
事故現場にも何回も出くわし、ひやひやでした。オルヴィエートに無傷で着いただけでも自分をほめてあげたい(私は運転してないけど)。


さて、オルヴィエート、とても素敵な町でした。中世の面影が残った街並みがきれいで、大きさもこじんまりとしていてちょうどよかった。急な坂道が多いので、散歩のあいだずっと息切れしてましたけど。
食事が安くておいしくて幸せでした。ビステッカ(ステーキ)とそのお店の名物のカルボナーラカルボナーラはいままで食べた中でもピカイチ。うまいよ。すばらしいよ。おいしいごはんは正義だよ。


あとお目当ては、オルヴィエートから車で30分ほどのところにあるチヴィタバニョレージョ。周辺が火山噴火による凝灰岩でできているため、風雨によって大地がえぐられてしまい、今では街をつなぐのは300mの橋だけになっています。
この光景は今までに見たことのないもので圧巻でした。ラピュタのモデルにもなったという噂があるらしい。今にも崖が崩れて空へ浮き上がって行きそうな景観はまさに「天空の城」といった感じ。


パズー!シータァー!海に捨てて・・・。バルス!!
あのちーへいーせーんーかがーやくーのはー♪


見晴らし台でひとりラピュタごっこ(他に誰も付き合ってくれない)をして満足したあと帰る。


帰り道にあった記念碑。たぶん戦死者を弔うものだと思うんだけど…、弔う気ないよね、これ。絶対ふざけてるでしょ。