やれやれ。

kanoroot2010-06-30

イタリアの昨夜のニュースでは
「コマノPK外す→崩れ落ちるコマノ→喜ぶパラグアイ
という編集映像が何回も流れてました。イタリアでは完全に「駄目な子」扱いでかわいそうなコマノ選手。


イタリアはすでに敗退なので、いまいちワールドカップは盛り上がりに欠けてます。イタリア人の夫を持つ知人から聞いた話だと、スロバキアに負けた日、夫は帰って来るなり「イタリアは今、喪に服している…。」と悲しそうな顔で言ったらしい。イタリア人は自分の国がサッカーに負けると「喪に服す」と表現するそうです。おもしろいけど、なんておおげさな!
私は興味ないんで試合はほとんど見てないけれど、マラドーナの動向だけは要チェック。アルゼンチンの勝敗はどうでもいいが、彼だけは気になる。なんであんなにおかしいの、あの人。国の代表監督としての公式会見で「俺は女が好きだ!今も金髪美女と付き合っている!」。ステキすぎる。クストリッツァのドキュメンタリー、やっぱり見ておけばよかったな。


さて、ようやくリハビリに入りました。
ああ〜、なかなか治らないよう!もう一ヶ月以上軟禁状態だよう!
ずっと家から出られず、やることもないし、さすがにうつうつしてきました。今週は体調も悪いのもあって、「ワタシ、コドクダワ…」とひとりぼっち気分満載でした。あれだね。ひとりで部屋にこもり続けてると、自分に酔うね。ちょっとひきこもりになる人の心理状態が分かったわ。不健康、極まりない。


こういう鬱っぽいときには『SNOOPY』が効くんだけど、今手もとにないのが痛いなぁ。読んだことない人はピンとこないかもしれないけど、あれは子ども向けマンガのふりをした哲学書です。
私は高校生のころに、春樹の『風の歌を聴け』を読んで、あの文体には衝撃を受けたけれど、主人公の「ぼく」には新しさを感じなかった。これと同類の主人公はシュルツがとっくの昔に描いてるよ、と思った。
チャーリー・ブラウンが抱えているのは、絶対的孤独なんです。子どものうちに諦念を身につけてしまった孤独。「Sigh」そして「Good Grief」。この少年のセリフが、なかなかどうして大人の心をクールダウンさせてくれるのです。
まったく我ながら打たれ弱くって嫌になるわ。やれやれ。

A peanuts book featuring Snoopy (1)

A peanuts book featuring Snoopy (1)