変わらないということ。

kanoroot2009-08-05

今日は恵比寿にレーシックの検査に行った。
お昼に終わったので、以前恵比寿ガーデンシネマによく通っていたころ行っていたカフェに、ランチを食べに行く。7年ぶりくらいか。カフェといってもイマドキな感じではなく、昔からの雰囲気が素敵なお店で、5種類ほどの石焼きごはんが名物。
メニューも、店内のインテリアも、接客の白髪のおじいさんも、厨房にいる太っちょで坊主のお兄さんも、変わっていなくて懐かしい。石鍋にごはんがジュージュー焼ける音や、甘辛くてやさしい鶏そぼろの味も、変わらなくおいしくて嬉しかった。
人も店も物も、変わっていくのは当然だし、新しい風を入れて変わるのは大事なことだけど、敢えて変わらないよさもあるよなぁと思った。変わらない潔さ、というか、それを選択し、続けていく強さもあるなぁと、ごはんモグモグ食べながら思いました。


帰りに本屋に寄り、来週のお盆休みに向けて、がっつりいろいろ買う。
高村薫『太陽を曳く馬』上下巻
山口晃『すゞしろ日記』
高田郁『八朔の雪 みをつくし料理帖
北村薫覆面作家は二人いる』
能町みね子『オカマだけどOLやってます。完全版』
末次由紀ちはやふる』全巻オトナ買い。


高村先輩(と呼びたくなる)の新刊は、久しぶりの合田雄一郎登場。楽しみだ。
高村薫は本人の性別を疑いたくなるくらい(←失礼)かっこよい男性を書くのがうまい。筆者自身、落ち着いた物腰で博学で聡明な、憧れの(男の)先輩イメージ。雲の上の人…。「山ピーってかっこいいですよね〜!」なんて死んでも言えない感じ…。


『bp』の特集が「レッツ、村上春樹。」だったので立ち読みした。なんと、内田先生が「村上春樹はセックスシーンを書くのがうまい」と褒めているではないか。ガーン。私はハルキのセックスシーン、大の苦手なのに。セックスシーンが多いから『1Q84』もビミョ〜だったのに。同じ理由で『ノルウェイの森』も気に入らない。なんか不自然で、読んでいて気持ち悪いのだ。こんなセックスあるかーい!って、本を投げ飛ばしたくなる。
評価って人それぞれですね…。それとも、男の人はあれでいいと思うの?ちがうよね?


そういや、最近映画見てないなぁ。
じつは『アマルフィ』、連れ合いに付き合って一緒に見ちゃったのだが、これは数に入れたくない…。
アマルフィ』ではオダルフィがとてもがんばっていた。がんばっていたけど、アップになったオダルフィはやっぱり青島なのだった。もうさぁ、オダルフィ、イメージ変えようとしなくていいよー。変わらないよさも、あるよ?(→役に立たないアドバイス。)