ファッションリーダーが選んだもの。

kanoroot2009-06-05

天気も悪いと、猫もごきげんななめ。
不機嫌マックスで、フローリングにぶちぶち穴を開けたり、ウン*も引きずります。いったいどこまで連れて行くつもりなの?掃除終わったあとなんだけど。


★『ブッシュ』見た。原題は『W.』。
反体制派のオリバー・ストーンの作品のわりには、ノリが軽いなーと見始めたんだけど、途中で、この「軽さ」こそが「ブッシュそのもの」なんだと気が付く。
「なりたくないけど、神のお告げがあったから大統領になるよ。」「フセイン、むかつく。」「大量破壊兵器どこかにあるはず。」など、あまりの感情に流された、軽い判断に失笑。しかし、これが行き着いた先が泥沼化した戦争だと思うと、笑顔もひきつる。
純粋無垢なファザコンで、人を惹きつける魅力やカリスマ性もあったんだろうけど、アメリカは彼を大統領に選ぶべきじゃなかった。まぁ、いまさら言っても仕方ないけどね。
でも、父親に「おまえには失望した」とか「家名を汚した」と言われる親子関係はしんどいよなぁ。それにだけは同情。


★先月、ゆかたの着付けを習った。絽の着物も持っているけど、なんてったって着物は暑いので、真夏に着る気になれない。なので、この夏のイベントはゆかたで繰り出そうと目論んでいる。
しかーし、なぜか、ゆかたは三枚もあるのに、半幅の帯が見つからない。なぜなの〜?どこにしまいこんだの、ママーン!!


ところで、こういうときに恐山のイタコにお願いして、うちの母親を呼んでもらったら、帯の在りかを教えてくれるのでしょうか。「・・・しんじつ(寝室)のぉ…、ぎり(桐)ダンスのぉ…、いづばんじだ(一番下)だぁ。これでいがべー?」みたいな感じで(適当な青森弁でごめんよ)。だったらいいよね、恐山。


で、話を元に戻して、半幅帯。いくら探してもないので、使ってないのがあったらもらおうと叔母に電話してみた。そしたら「うちの近所の呉服屋が閉店セールやってて安くなってるから、買って送ってやるよ!」とのこと。「じゃあ、赤の無地で。」とお願いしたものの、とても嫌な予感が…。
おばさんは、自称「2丁目のファッションリーダー」なのだが、鳥の巣みたいなパーマをかけ、でっかいクマの顔がついたセーターを着て、ゴブラン織りの妙なハンドバッグを下げているのだ。
電話から一週間後、送られてきた帯は、赤と緑のリバーシブル。ゆかたに締めるっつってんのにクリスマスカラー。・・・ファッションリーダー、季節先取りすぎ。