スペイン日記 マドリード編。

kanoroot2009-01-03

じゃじゃーん、帰ってきました!
今年もよろしくお願いします。さっそくスペイン日記から参りたいと思います。


12月26日(金) 東京→ロンドン→マドリード
航空会社はブリティッシュエアウェイズ。機内食がまずい。
となりにエジプト行きツアーを担当する添乗員さんが座る。機内の過ごしかたを参考にするため、行動を観察させてもらう。寝るか食べるか。起きてる時はそわそわと旅行日程や参加者の確認、たまに立ってお客さんをチェックしに行く。小学校の先生をしている連れ合いは遠足の引率を思い出すらしく「気持ちが分かるよ・・・。」なんて、同病相哀れむ表情で言っている。しかし、そんな大変な添乗員さんが選んだ機内食はことごとく外れなのだった(われわれは食いしん坊なので二種類頼んで分けっこしたのです)。
日本を離れるにつれ、国内ではお目にかかれない巨体が周囲に増えていく。


12月27日(土) マドリード くもり時々晴れ
朝ごはんがすっごくおいしくて、初日から食べ過ぎる。スペインでは特に、豚肉(イベリコは格別)、生ハム、ソーセージ、卵料理が絶品だった。逆においしくないのが野菜。野菜不足に悩まされました。
午前はプラド美術館。宗教画はよく分からーん。どんな名画と言われるものでも、宗教画は良さが分からない。まず、キリスト教に興味ないし。イエスって見た目も微妙だし…もにょもにょ。ヴィーナスが恋に落ちた瞬間の絵(画家忘れた。)とゴヤの晩年頭がいかれてからの絵がよかった。
午後はマドリードの繁華街であるグラン・ビア周辺を散歩。細い路地が入り組み、石畳の趣のある街並み。カンペールの靴の安さに動揺して、買い過ぎる。スペインでポピュラーなお菓子チュロスを食べられるカフェへ。どろりと濃厚なチョトラーテにカリカリのチュロスを浸して食べる。チョコと揚げ物、どっちりと胃にくる組み合わせ。とても最後まで飲み干せない。
日が暮れるにつれて、どこに潜んでいたかと思うくらい人が街に出てくる。朝は暗ーく、昼間はシエスタで本気でみんなお休み、夜になってようやく外出するらしい。


12月28日(日) マドリード くもり
前日の夜から朝ごはんが楽しみ。
午前はソフィア王妃芸術センター。やっぱり中世より近代絵画のほうが好みだな。もちろんお目当てはゲルニカ。よかったです。想像していたより派手な感じはなく、しっとり静かな絵。惜しいかな、部屋が狭かった。美術館最大の目玉なんだから、もう少しゆとりのある広い部屋に展示して、ゆっくり鑑賞できるようにすればいいのに、と思う。
午後はティセン・ボルネミッサ美術館。眠くて集中力に欠ける。ミュージアムショップがセンスがいい雑貨が多くて、見ているだけでも楽しい。夜はバルへ。イカリングのタパスを頼む。衣が香ばしくておいしい。けど、量が多くて、これとパンだけで充分って感じ。野菜が食べたいよう。