本日の。

kanoroot2008-11-21

本日のお買いもの。
吉田篤弘『小さな男*静かな声』、オノ・ナツメ『COPPERS 1』、よしながふみきのう何食べた?2』、大塚ひかり全訳『源氏物語1』、MOLESKINEマンスリーノートブック。一番上に乗っているのがモレスキン。来年の手帳に使ってみることにしました。私が選ぶ手帳の条件は手のひらサイズでソフトカバー、見開きの1ヶ月カレンダーで月曜始まりであること、メモページが充実していること。


きのう何食べた?』さっきお風呂で読んだけれど、読めば読むほどよしながふみってこの漫画では人間関係や心の機微を書く気ないんだなーと実感。なんというか…、単行本最後のおまけ漫画みたいな脱力加減。そういうつもり(あくまで料理中心)で書いてるのか。これで安心して次から読めるわ。よかったよかった(?)。よしながふみの作品には深いものを期待してしまうからね、つい。
源氏物語』は誰が訳しているものにするか真剣に迷いましたよ。瀬戸内寂聴円地文子田辺聖子大塚ひかりの本を交互に開いて、「桐壷」の書き出しを読み比べる。ううむ。初めて読むので読みやすく分かりやすかったのと、あと新しいもの好きってことで大塚ひかりに決めました。今後刊行予定の三巻には、付録に光源氏のセックス年表も載せてくれるらしい。楽しみだわ。


そういえば今日、行きの電車で目の前にいまどきの男の子が立っていた。汚いジーンズ腰履きで、クロムハーツのネックレスにごついリング、ひげづらでピンバッチをいっぱい付けたニットキャップを目深にかぶっている。そんな外見だけど、かぶりつくようにカポーティーの『冷血』を読んでいた。おお、やるじゃん。と思った。ギャップに弱いのだ。でも残念ながら、「冷たそうに見えて本当はやさしい」「遊んでいるようでいて実は硬派」そんな少女漫画に出てくるような人には実生活ではお会いしたことがない。「冷たそうな人はやっぱり冷たい」し「遊んでいるように見える人は遊び人」だ。


今月の粉もの教室。ローボスーピン(大根パイ)。日本の飲茶で出される大根もちとは別物です。二種類の生地を重ねて大根餡を包んで焼きます。外はサクサク、中はホロホロ。今まで食べたことのない独特の食感でした。