お盆のあたりのできごと。

kanoroot2008-08-23

14日、鎌倉。
前の職場の先輩が家を建てたので遊びに行く。京都のお寺にあるような庭が素敵でした。秋には楓が紅葉して、きれいだろうなぁ。お茶をしているうちに、どんどん体調が悪くなってきたのでソファに横にならせてもらう。夕方、帰られなくなる前によろよろ電車に乗りこむ。寒気に震えて、真夏なのにウールのストールをぐるぐる巻く。二冊も本を持ってきたのに、読む余裕なんてまるでなくて、目を閉じて過呼吸が出ないように深呼吸して、うちに着くまでがんばる。
そういえば、鎌倉は海も山も近くて気持ちよくていいけど、いい本屋がないのが悩みらしい。「このへんの本屋は新潮とか文春しか置いてないの。」と先輩が何回も言うのがおかしくて、「新潮・文春が基準なんですか?」と聞くと「だって、コンビニでも買える本があるだけじゃあねぇ。」だって。なるほどね。


15〜16日、足利。
のはずが、夏風邪でキャンセル。今年は体調崩さずに夏を越せると思ったのに!くそう。
お盆で病院もやっていないので、市販の風邪薬とビタミン剤飲んで、ひたすら寝る。『偏愛文学館』で倉橋由美子が、トーマス・マン魔の山を病床で読むのがおすすめよ!と言っていたので、よっしゃ、絶好の機会。と思って本を手に取るがまったく頭に入ってこない。ていうか、文字追うのもしんどい。残念ながら『魔の山』日和にならず。代わりに、おしゃれ写真満載の岡尾美代子『Room talkをぱらぱらめくる。隠れ元オリーブ少女にはたまらないエッセイです。ドールハウスの完成を待つヨーダの写真がとても好き。


17〜19日、気仙沼、仙台。
熱が下がったので出かける。温泉だし。海鮮三昧だし。
海が見渡せるナイスビューな露天風呂でした。病み上がりながら、アワビもウニもフカヒレも堪能させて頂きました。ほほほ。
帰りの新幹線でCREA 9月号』を読む。本とマンガ特集。桜庭一樹が選ぶ100冊と海外ドラマ特集がよかった。『SEX AND THE CITY』映画版も気になるけど、『ダメージ』がおもしろそう。「ミス危険な情事」こと、グレン・グローズの鬼気迫る演技が見たい。怖いもの見たさ。


東京に帰ってきても涼しくてびっくり。まだ8月なのになぁ。今週HMVで買ったpupa『floating pupa』がなかなかよいです。豪華(すぎる)メンバーによるバンド。これからの季節、秋の夜長に合いそうな音楽です。

floating pupa

floating pupa