ラブリースイッチ、オン。

kanoroot2008-08-12

連れ合いが、昨日から大阪弾丸ツアーに行っている。なんとか水族館のクリオネとか、ビリケンとか、携帯写真を撮るたびに送ってきて、うざい。こっちは仕事中だっつーの。しかも写真が下手なので、被写体遠いしぶれてるし、さらにうざい。
USJに行くというのに(よく「UFJ」と言い間違えます。)彼はセサミストリートも知らないし、昔のハリウッド大作のほとんどを観たことがない。『ジョーズ』は張りぼてなのに超怖いサメが襲ってくる話だよ、と言えばだいたい分かるので置いておいて、『バックドラフトのDVDを借りてきて予習させました。私もすっかり内容を忘れていて、デ・ニーロが出てることさえ忘れていて、おもしろくて見入ってしまった。でも、夏に火事の映画は、暑さ倍増だね。


今週は遠出する予定が3つもあるので、電車の中で読む本を買いに行く。旅行に持っていく本を選ぶのってわくわくする。旅先では、考え込まずにするすると気持ちよく読める本がいい。
早川いくを『取るに足らない事件』、シェイクスピア十二夜』、銀色夏生『南九州温泉めぐりといろいろ体験』。
早川いくをは『へんないきもの』からのファン。写真やイラストも可笑しくて、これもなかなか楽しめそう。『十二夜』は光文社の古典新訳文庫で安西徹雄訳。シェイクスピアの中でも『十二夜』はだーい好きなので、楽しみ。シェイクスピアは女性を魅力的に描くのが天才的にうまいと思う。『十二夜』のヴァイオラとオリヴィアは強くて聡明でとてもかわいらしい。あと、未読本の中から、いしいしんじの魚が食べたくなる日記『三埼日和』を持っていくつもり。


下北の古道具屋でバンビの湯呑みを見つけて即購入。ピンクとグリーン。なんてかわいいの!!!昭和初期のものだそうです。
基本的に地味で渋いものが好きなのだが、突然ラブリースイッチが入ることがある。なんなんだろう、あれ。フェルトの動物キーホルダーとか、小花模様のワンピースとか、家庭科で作ったみたいなパッチワークの巾着とか。ラブリーさの中にも、ちょこっとださくてふざけた感じが必要なんだけど・・・、微妙すぎて、いまいち人に分かってもらえない。とにかく、このスイッチが入ると、買わずにはいられないのだ。ここにある、このかわいらしいものたちを置いて帰るなんて!と思ってしまう。
バンビ湯呑は、さっそくお茶を淹れて水羊羹と楽しみました。お茶する時もごはん食べる時も、味だけでなく、その時間や雰囲気も一緒に味わうってことが大切。ふふっ。こんなことでシアワセ感じて、我ながら簡単な人間だと思う。