スギナミストの休日。

kanoroot2008-08-07

前に働いていた会社の嫌な上司が、大の犬好きで、「猫は飼い主が知らないうちに入れ替わっていても、全然気付かないって実験をテレビでやっていた。そんな動物を飼っていて何が楽しいんだ。」と言いやがった。朝が弱い私に向って「犬を飼えば朝起きられる。猫なんて一緒に寝ているだけだからダメだ。」とも。
くそじじいが。休み時間も犬の話ばっかしやがって、そんなに好きなら犬と心中でもしろ、と何度(心の中で)ののしったことか。
でも、上司が言っていた猫の実験は私も見たことがある。本当に猫は人につかずに家につくものなんでしょうか。うちの猫二匹はお客が大嫌いで、なつかないことこの上ないので、それがいまいちピンとこない。
先週末も友達が泊まったのだけど、ビビって遠巻きに見てばかり。いつまでたっても帰らないのに腹を立てたらしく、友達は買ったばかりのイヤホンを食いちぎられてました。かわいそーに。


昨日は、珍しく連れ合いと休みが重なり、ふたりでのんびり過ごす。
駅前を散歩。連れ合いはサッカーが唯一の趣味のくせして、極イン(極インドア派の略。極右みたいな感じでお願いします)で遠出するのを嫌がる。近所でぶらぶらするのが理想的な休日なんだそうな。
最近オープンした生活雑貨と食材のお店に行って、おいしそうな麺をゲット。
かわいいお店で、何かの取材中にも関わらず、お店の人が恐ろしいほど感じがいい(http://www.sanrokuyon.com/index.html)。角田光代西荻住民は地元のお店の人の感じがよすぎて甘やかされているため、都会のだめな接客に耐えられなくなる」と言っていたのを思い出す。確かにそうかも。以前は気にならなかったのに、最近、原宿や中目黒あたりのこじゃれた器や雑貨を扱っている店員の態度が気になって仕方がない。うるさいのも嫌だけど、「いらっしゃいませ」も言わないのは接客業としてどうなのよ。


本屋で、平松洋子『よい香りのする皿』購入。ミーハーなので、ついサイン本を選んでしまった。そのサインが素敵なんですよぉ。達筆で、品よく「平松洋子」と書いてある。すっかり参ってしまう。装丁も、いつも大人っぽいのに、今回は網中いづるの画がラブリーで、それにも参ってしまう。カフェでうっとりにんまり読んでいると、連れ合いは『日本の特別地域 特別編集 東京都 杉並区』という雑誌を読んでいる。また変なの、買ってるよ・・・。
馬鹿にしつつ「ちょっと貸してみ。」と無理矢理取り上げて読んでみる。・・・意外とおもしろい。駅別人種分析はイメージ通り。笑ってしまったのが「杉並区民が「一緒にされたくない」地域はどこだ」の記事。練馬区→「どちらかというと埼玉。杉並区とは格が違う。」世田谷区→「田舎のくせに調子に乗っている。なぜ人気があるのか理解に苦しむ。杉並区の方が上。」武蔵野市→「吉祥寺のよさは理解できる。杉並区とほぼ同格」。
他の区には相当失礼な話だが、ああー、分かるわぁ、とつい思ってしまう部分もあるのは杉並の人間だからか。と言っても世田谷のほうが長かったんだけど。杉並育ちの連れ合いなんて「杉並区民は、吉祥寺は杉並の一部と思ってるからね」だって。なんて図々しい。
でもこの雑誌、『たのしい中央線』以来のヒットかも(杉並区民にとってね)。
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