ぐるり再び。

kanoroot2008-07-29

今日は職場の引っ越しの日。真夏の引っ越し、死ぬね。
途中、テオブロマジェラートを食べてがんばる。どれだけ過酷なスケジュールでも元気なオーナーがうらやましい。彼女は、インフルエンザになっても、病院でにんにく注射を打ち、次の日には銀座でステーキを食っている。嵐山光三郎みたいなのだ。勝てない。
疲れてしまったので、夕ごはんは外食。連れ合いが出張でいないので、弟を呼び出し新宿でごはん。ブックファーストで『半七捕物帳』の続きを買おうと思ったら在庫がなくて残念。柴田元幸編集の『monkey business』を初めて手に取ってみる。岸本佐知子の日記が可笑しかった。どもる中也が出てきたら、私ならイラっときて殴り飛ばしてるね。
帰ったら、夕立のせいで洗濯物が絞れるほど濡れている。大量に干した日に限って…。世の中、きびしい。


週末に二度目の『ぐるりのこと』観に行ってしまいました。
同じ映画を二度観るなんて初めてなので、これは、すごいことです。そして、二度目でもやっぱりよかった。一回目はあまりのよさに動揺して落ち着いて観られなかったし、行ってよかった。
やさしさとか幸福感の提示の仕方がよいのです。押しつけがましくなくて。脚本自体は強引にハッピーエンドにしようというものではないのに、うっすらと光が見える作品になっていて、本当に素晴らしいと思います。
『ぐるりのこと』も二回目だが、グーグーだって猫である』の予告編も二回目。いくら主役がキョンキョンでも、舞台が吉祥寺でも、猫の話でも、映画館では見るまいと考えていた。どうせ、猫のおかげで仕事も男も生活も万事うまく行っちゃうような内容だろうよ、とちょっと鼻白んでいた。でも、予告編、アメショのグーグーがかわいすぎてやられてしまう。観に行ってしまうかもしれん。


電車の中で見た、JR田端駅リニューアル広告がおもしろかったです。
文豪の町ってことで、イケメン芥川が広告に使われています。よく著者近影で使われる、ちょっと斜に構えた芥川の写真が何枚も並んでいて、それぞれハンバーガー食べてたり、リップつけてたり、suica持ってたり。私はヘッドフォンしてるのが好き。ヒップホップとか聴いてほしいですね、ぜひ。表情が妙にきどっているから笑えます。