夏を乗り切れ2008!

kanoroot2008-07-23

大人に夏休みなんてないさ。
でも、マックスの山場が終わったので、ちょっとほっとして映画を観に行く。インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国『ぐるりのこと。』
『インディ〜』はねぇ、おもしろかった〜。文句つける人は続編と思うからダメなんですよ。これは番外編とか特別編というつもりで見ないと。私は序盤に冷蔵庫が吹っ飛んだ時点で、映画としてのクオリティとか諦めたね。回り始めちゃったり、ひとつになっちゃったり、大爆笑でした。次回作の撮影もすでに決まってるようですが、絶対観に行きたい。
『ぐるりのこと。』はめちゃくちゃよかった。こんなにいい日本映画、久しぶりに観ました。まるで本当の夫婦を十年追ったドキュメンタリーのような生々しさ。また、夫婦や家族といったごく身近な関係性を題材にしている映画は多いですが、この映画はその枠を越えて、世界が個人に及ぼす影響、社会と人とのつながりまで丁寧に繊細に描いていたように思います。あえてドラマティックになりがちな場面を省き、主役のふたりにも多くを語らせず、説明的でない撮り方がとても好みでした。配役も絶妙。本格的な演技は初めてなのに、あまりに自然なリリーさんはもちろん素晴らしいんですが、木村多江がこんなにいい女優だとは知らなかったなぁ。


今年はまだ夏バテしていません。珍しい。
この前整体に行った時も、先生に「体、少し楽になったんじゃない?」って言われました。ふっふっふ。きちんと汗をかき、クーラーの強い室内ではレッグウォーマーとストールを巻き、ストレッチとスクワットを続け、腹八分(最も重要。でも小食には届かず。)を守っている賜物さ!超がんばってる、俺!
あと、お茶がいいと思うんです。毎年夏になると、麦茶と三年番茶を煮出したのを冷やしておく(これはこれでおいしい)んですが、今年は「大阿蘇万能茶」。西荻の素敵な八百屋で売っていて、見るからに健康によさげで買ってみたのですが、これがビンゴ。トウキビ、柿の葉、どくだみ、ハト麦など14種類の(多分)いいものが配合されているのです。しかもさっぱりしてうまい。


でも、クーラーが苦手でも暑いことは暑い。こんなときは、聴いたり読んだりするのはクールダウンさせてくれるものがいいです。音楽はアン・サリーとか原田知世とか、声が涼しげで重たくないやつ。本は倉橋由美子『大人のための怪奇掌篇』、そして岡本綺堂『半七捕物帳』を一から読んでます。岡本綺堂の文章って、端正ですっとしていて読んでいて気持ちがいい。まぁ、こんなんで効果があるかは分からないですが、とりあえず涼しさも気から。