ぽにょぽにょ。

スマイリー室伏は、おまえは犬か！というくらい噛むのが好き。菜箸は4本ほど駄目にしたし、籠の持ち手は食いちぎるし、ネズミや羽のおもちゃは噛みまくって終いには全部食べてしまう（そして吐く）。
そんな彼が今はまっているのが、20年もののインターデコールの椅子。なんでやねん。もうアーム部分の革がぼろっぼろっす。仕方がないので、いらないTシャツをぐるぐる巻いて輪ゴムで止めてみた。それはそれで椅子がかっこわるくなってしまい、がっくり。頼むから家具はやめてー。ていうか、ものを噛むな。

近々職場の引っ越しがあるので、今月中に済ませる仕事が多くて忙しい。パソコンに向かいながら、頭の中でポニョの歌がエンドレスで流れている。もちろん松尾スズキバージョンで（http://matsuo-chan.at.webry.info/200807/index.html#0716）。ぽーにょぽにょぽにょ、くたびれたー。

くそ忙しいっちゅーのに、今週は料理教室がふたつ。休むのは癪にさわるので、眼を充血させつつ、顔色青くしつつ、出向く。
ひとつはイタリアン。前の職場の先輩が先生をやっていて気心知れているため、ごはんを食べに行くような感覚でいつも行ってしまう。アンティパストのなすのサラダがヒット。米茄子を揚げたのに、モッツァレラ、ハーブ、オリーブ、プチトマト、らっきょうなどをのせて、塩、オリーブオイル、ワインビネガー、バルサミコをかけるだけ。ものすごくおいしくてパンと一緒に食べ過ぎる。プリモは手打ちのマッケローニ、セコンドはインボルティーニ、デザートはグラニータでした。人のうちでごはん作ってもらって食べるのって（正確には私も作ってますけど）幸せ〜。疲れていると心に沁みるわ。

もうひとつは、小麦粉教室。今回は金銀絲巻。
麺のような細い生地を巻き込んだマントウで、私も初めて食べました。食べるときは、中の麺のような生地を取って、炒め物をはさんで食べます。取った内側の生地は炒めものと混ぜて食べたりします。
この点心、もっこりした背中、隙間からちらりと見える麺のにょろにょろ、何かに似てるなーと思ったら・・・「オーム」だ。ナウシカの「オーム」そっくり。食べる時、中の生地を「オーム解体！」と思いながら外し、なんともいえない気持ちになる。今週はジブリウィークだな。味は普通のマントウと同じです。

電車の中での読書は、引き続きナンシー。偏るので、並行して読むものを買おうと思い、本屋へ行くと、ずっと読みたかった倉橋由美子『偏愛文学館』が文庫で出ていた。わーい。この人の本の偏愛っぷりは私好み。『ブライヅヘッドふたたび』は上等な白ワインだよね、分かるよ、うんうん。
山場を越えたら、この本に紹介されている読んだことない本を買いに行こ。それを励みにがんばろ。