ちょっと時差ぼけ。


昨日は夜中にいろいろあって、寝るのが朝方になってしまい、今日は時差ぼけぎみです。
お昼によろよろ起きて、稲庭うどんの冷たいのに茄子炒めや薬味をいっぱいのっけて食べる。


日曜のお昼は、テレビ東京でやっている『男子ごはん』がおもしろい。
以前はタモさんに敬意を表してこの時間は『いいとも増刊号』だったけど、最近はもっぱらこれ。ケンタロウとTOKIOの国分くんが二人で料理をつくって食べる番組。適度なゆるさと男子トークがいい感じ。男子校のようなノリの番組は見ていて微笑ましくていいなぁと思う。『リンカーン』とか『メントレ』とか。TOKIOなんて、よくゲストの美女ほったらかしで、5人で盛り上がってるもんねぇ。
ケンタロウもけっこう好きなんです。いいやつそうだし、着てる服がおしゃれだから。簡単重視のレシピなんで、ちょっとはしょりすぎかなーと思うこともありますが、どこにでも売っている野菜や調味料で、誰にでも作れる料理をっていうポリシーには共感します。素材が新鮮で高級で、一部の人にしか手に入らないこだわりのもの使ったら、おいしいものができるの当たり前なので。料理の研究を生業とするからには、オリジナリティがありつつオールマイティなレシピを提案してほしい。


昼寝をして、近所のスーパーへ。このスーパー、日替わりで気持ちの悪い音楽が流れている。
日曜は「ラン!ラン!ラ・ラ・ラン!ラン!ラン!ラ・ラ・ラン!きょうはー、うれしい〜♪ラ・ラン!にちよおだーかーらー〜♪」
これが大音量で、エンドレス。このBGMに洗脳された家族連れが躁状態で買い物をしていて、スーパー全体が妙な雰囲気に包まれてとても怖い。居心地が悪くて、キャットフードやペリエを買って、そそくさと帰る。


今週発売の『クロワッサン』は美術館と旅特集。旅行欲を高まらせながら、じっくり読む。モエレ沼公園もいいし、河井寛二郎記念館も捨てがたいけど、まずは瀬戸内海の現代アート讃岐うどんツアーか。香川県人はうどんは噛まずに飲むってどこかで聞いたんですが、本当なんでしょうか。
連れ合いが、新潮文庫の『銀河鉄道の夜』を買ってくる。名作をあまり知らないので、ちゃんと読んでみたいらしい。この『銀河鉄道』を始め、新潮文庫の期間限定スペシャルカバーがけっこういい。『こころ』は真っ白で、『人間失格』はショッキングピンク。太宰がピンクってパンキッシュでかっこいい。『人間失格』がパンクの精神って分かってるなんて新潮社もやるじゃん。
銀河鉄道』は濃紺です。帯には、初版表紙カバーの一部分が使われている。この絵、素敵だなーと思いよくよく見たら、あれ?加山又造じゃん!こんな鉄道の絵も描いていたなんて。小説をイメージして描いたんだろうか。いいなぁ。又造の画集を本棚から引っ張り出して見ていたら、すっかり時間が経ってしまった。又造表紙の文庫を持っていた気がして探そうとしたけれど、やっぱり、頭がぼんやりしている。時差ぼけを直すべく、今日はそろそろ寝ようっと。

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)