そんな季節。

kanoroot2008-06-20

夏が近づいてくると、『すいか』というドラマのDVDを見たくなる。
題名から連想するとおり夏の物語で、のんびりした内容で、女優とファッションとインテリアがとてもかわいい。細部も凝っていて、教授が読んでいるマンガがなにげに『20世紀少年』だったりするからおかしい。今のところ一番好きなドラマです。
そろそろ見たいなと思ったその日に、知り合いから本物のスイカが届きました。なんとタイムリー。なので、スイカをシャクシャク食べながら『すいか』を見る。

すいか DVD-BOX (4枚組)

すいか DVD-BOX (4枚組)


角田光代『何も持たず存在するということ』を読んでいるのですが、すごく共感した部分がありました。

「私が困っている」ということと、「だれかが私を困らせている」というのは、必ずしもイコールで結ばれない。これは、「困る」を「怒る」に置き換えても同じことだ。「私が怒っている」と、「だれかが私を怒らせている」は、ときとして違う。怒りは自分のもので、相手のものではない。(中略)今は、なんだか、「私が怒る」と「だれかが怒らせた」が直線で結ばれることのほうが多いんじゃないかなあ、と思うのだ。

短絡的なんだけど、ついあの事件のことを考えてしまう。今ある自分の社会的地位が低くて怒っているのは、誰か(例えば、社会や親や学校)が怒らせているわけじゃないでしょ。その怒りは自分の問題で、誰かのせいじゃない。破綻した動機を動機として語る加害者も、それに同情する人(が、いるのもすごい)も、自分のことは自分で解決できんもんなのかね。トラウマとかアダルトチルドレンとか言ってる暇があるなら、「困っている私」から抜け出す方法を考えるのに時間を費やせばいい。
頼むから自分のケツは自分で拭いてくれよ、と思う。


今月の粉もの教室は、担々麺
いわずと知れた、四川省の名物麺。汁がないのが本場とは知りませんでした。タレも練り胡麻は入らず、あくまで唐辛子メイン。写真では分からないのですが、麺の下にたっぷりの唐辛子ダレがひそんでいて、よくかき混ぜてから食べます。汁ありは邪道らしいが、私はどっちも好き。あったってなくったって、おいしいからいいじゃん。
暑くなってくると、辛いものうまいよねぇ。タイカレーやトムヤムクンも最高。


今日はあさりのパエリヤをつくるっていうのに、連れ合いがカラオケに行くからごはん食べてくるとの連絡。おいおい、前日に知らせろや、と毒づきつつも、献立変えません。だって食べたいもん。ひとりでがっつりパエリヤ漬けになってやるさ。