去勢前・去勢後。

kanoroot2008-06-02

去勢前→。
連れ合い「病気でもないのに、寝てる間にタマをとられるなんて、俺なら死にたくなるね。」
気持ちは分かるが、うちの猫として飼われるからには仕方ないのじゃ。諦めるのじゃ。


下の猫を動物病院に預けてから、映画を観に行く。
趣味の合わない連れ合いと珍しく意見が合い、『ラスベガスをぶっつぶせ』
話の展開は最初の時点でだいたい読めてしまいますが、音楽と役者がよかった。若者もがんばってましたが、ピカイチの存在感はケビン・スペイシー。ひとくせある役は相変わらずぴったりだ。いつも気持ち悪いのに格好いい。私は『私が愛したギャングスター』の彼が好きです。


カバンに、嵐山光三郎『素人包丁記』庄司いずみ『vege dining 野菜のごはん』を入れて交互に読んでいる。シュール。
『vege dining』は最近評判のよい料理ブログをまとめた本らしく、『暮らしの手帖』で嶺川貴子もおすすめしていたのです。小山田家の食卓のレシピって興味あるでしょ?(←ミーハー)
でも、ベジタリアンの料理は私には向いてなかったっす。もちろん美味しそうなレシピもあるんですが・・・。車麩や豆腐をお肉の代わりにするのはまだ分かるんですが、タピオカをいくらに、エリンギをあわび、と思うのはちょっときびしい。野菜はおいしいし大好きだけど、肉も魚も同じくらいおいしいし、今のところアレルギーや病気でない私はバランスよく食べたいのです。
食い意地張ってるやつは、ベジタリアンにはなれず。嵐山光三郎みたく、息子の飼ってるおたまじゃくしまでは食えないけどね。あんな人が父親だったら、猫まで食われてしまうかもしれん。危険すぎる!


角田光代『何も持たず存在するということ』購入。いい題名だなぁ。帯にしている文章もいい。
「へらへらした大人になりたい。大仰さがまるでない大人に。」


去勢後→。
タマをとられた上、エリザベス・カーラー。
ふてくされてます。