今年こそ。

正月休みが終わったと思ったら、風邪をひいて寝込んでいます。
なーぜー!!
よー、神様よー、元旦に100円も入れて(せこいと言わないで。)「健康!健康!健康!」と手ぇ合わせて拝んだじゃねーか。ったくよー。


あら、失礼。つい新年早々から暴言を吐いてしまいました。昨年から、体の不具合に次ぐ不具合。うっかり悪態もつきたくなるってなもんです。こんな私に懲りずに今年もよろしくお願いします。今年も、ぽつぽつ、もぞもぞ、更新します。
そんなわけで、今年の抱負は「食べ過ぎない」「早起きする」「お金を大切にする」です。連れ合いに言ったら「小学生みたいだな」とふふんと鼻で笑われましたが、『SASUKE 2010元旦』を見ながら、山田さんの引退に泣いていたアナタに言われたくない。


さて、すっかり書き忘れていましたが、年末にマイケル・マン監督『パブリック・エネミーズ』見ました。
顔がいいっていうだけで、たいていなんでも許されるのね映画。そのへんの男が、仕事場に突然やってきて、「こんな仕事はおまえには合わない」だの「俺の女になれ」だのと、デリンジャーのように口説いてきたら、顔面平手打ちだろう。
予告通り、ジョニー・デップがとにかくかっこいい。かっこよすぎるからか、カメラがジョニーに張り付きすぎ。もうちょっとアングルに工夫がほしかったです。あと、心理描写が読みにくい。デリンジャーが逃げないことに決めるまでの気持ちの変化や、パーヴィスの追う側としての葛藤が分かれば、もっとよかったかなぁと思います。


年末年始に読んだものでおもしろかったのは、中島京子『女中譚』と豊田徹也『珈琲時間』でした。
豊田徹也のマンガは初めて読んだけど、すごーくよかった。珈琲を飲みながら繰り広げられる日常やドラマを切り取った短編集。エスプレッソにうるさい胡散臭いイタリア人や、なぞのロボット刑事、パンダカフェとキリンが登場するような、フッと笑みがこぼれてしまう話から、かつての友が銃口を突きつけ合いながら、片手で珈琲を入れる、または、叔母と姪が珈琲豆を焙煎しながら生きる意味について語り合う、といった人生の一場面を淡々と描いた話まで。奥行きがあって、うまいのひとこと。
本といえば、仕事始めの日に、オーナーのカバンに勝間和代『利益の方程式』が入っているのを発見。カバーもつけずにむき出し。すげぇ。勝間和代を読んでいる人が身近にいたとは。人のカバンの中をしばらく凝視してしまった。

珈琲時間 (アフタヌーンKC)

珈琲時間 (アフタヌーンKC)