クワイエットルームからの生還。

kanoroot2009-04-28

金曜に、どの薬飲んでも効かねぇじゃねーかよーと頭にきて、飲んでいた薬を全部止めて寝たら、土曜日は楽になった。あー疲れた。
それで、ふと気付いたのだが・・・。今回の絶不調はもしや、オーバードーズが原因だったのでは。最近、花粉症の薬を既定の二倍量摂取していたのだ。プラス頭痛薬。まさに薬の過剰摂取。リアル『クワイエットルームにようこそ』になるところだった。危ない。胃洗浄はシャレにならん。


土曜日はみちくさ市のはずだったけど、あいにくの雨模様。ひとり暮らしを始めたkj嬢のうちに遊びに行く。
人んちの本棚をのぞくのって楽しい。現代浮世絵を描く、山口晃という人の美術本がすごくよかった。ゲームで弟のガンダムジオングにやられ、連れ合いが人の家でガン寝するなか、夢中でページをめくる。
それから、能町みね子『くすぶれ!モテない系』にもノックアウトされる。つうか、これ、俺のことじゃね?あまりに当てはまることが多すぎて、言葉にならない感動を覚える。能町さん、イラストもうまいけど、分析が鋭くて文章もうまい。読み進めていると、趣味が「着物」の女子はやばいって書いてある…!!ノウッ!!イケてると思ってたのに!ああ、そう思い込んで、男子のついていけないマイワールドをがっちり築いてしまうのが「モテない系」なのね…。


日曜は仕事。
髪をショートにしたら、頭が軽くて気分がいい。やっぱ短いのはいいやねーと出勤したら、オーナーに「チコさんみたいね〜。」と言われて軽くへこむ。いや、チコさんはきれいな人ですよ。でも私の脳内イメージはツィッギーだったのだ。『STORY』などのマダムンムン雑誌にも、コンサバな服にも興味がないので、私の中のおしゃれ度はツィッギー>黒田知永子。誰か今度私に会ったら「ツィッギーみたいに華奢で小さくて、バンビみたいにキュートだね。」って言ってください。ええ、もう髪型は関係なくて、まるごと願望になってますね。


今日は『バーン・アフター・リーディング』見てきました。
コーエン兄弟の作品にしては毒が薄かったけど、ストーリーの見事な捻りかたはさすが。あんなに阿呆なブラッド・ピットと、間抜けなジョージ・クルーニーは見たことがない。ちょっとしたボタンの掛け違いで人間関係がずれていく感じとか、紙一重で起こる殺人とか、ほんとうまいよねぇと思いながら見ました。